笑顔の裏に隠された性格をつかもう・・性格の一致は錯覚？

離婚の理由の第一位につねにあがっているのが性格の不一致であることは、誰でも知っていることでしょう。おそらく性格が一致したと思ったからこそ結婚したと思うのですが、それがなぜ別れる最大の理由になるのでしょう。

離婚の理由

考えられるのは次の4点ではないでしょうか。

① 一致したと思ったのは錯覚だった
② 偶然、いい性格ばかりを見てしまった
③ 恋愛と結婚生活では必要な性格が違っていた
④ 趣味の一致を性格の一致と誤った

恋愛のきっかけには思わぬことがあるものです。たとえば、大勢でカラオケに行ったとき、男と女が同じ曲を歌おうとするときがあります。

こんなときは、
「この二人、デキてるわ」
とばかり仲間に冷やかされて、デュエットする羽目になりますが、これがあなたであれば、「同じ歌を指定したのだから性格的に合っているに違いない」と思いませんか？

あるいは映画でも小説でもそうですが、人生を感じさせる種類のもので意見が一致したときは、誰でも性格が似ていると思うのが当然です。

しかし、男と女の性格が同じ「火」のように激しいものであったり、「水」のように冷静であったとしたら、結婚生活がうまくいくでしょうか？　

性格は正反対だからうまくいくことが多い

どちらかが「火」で、もう片方が「水」だから性格は一致するのであって、ほとんどの男女は性格の一致という考え方を間違えてとらえているのです。

また、恋愛中は24時間一緒にいるわけではなく、楽しい時間だけすごしているだけに、互いに笑顔に表れる性格だけを見ていることが多いのです。

泣き顔や怒りの表情、あきらめの性格を見ずに結婚すると裏側に潜む性格を知らないだけに、失望感が大きいはずです。

そのうえ、結婚生活では恋愛中と違った性格が必要になる場合があります。男で言えば決断力、女性で言えば大らかさがあってほしいのに、優柔不断な夫であったり、嫉妬深い妻であっては、結婚生活をつづけていく気にならなくなってしまいます。

とくに趣味の一致を性格の一致と思い違いする男女も少なくありません。

ディスコに行く、レストランに行く、ドライブに行く、これらは遊びを中心にした趣味ですが、結婚生活は仕事中心の暮らしだけに、夫婦の間に不満がたまって、あっという真に離婚するケースはいくらでもあります。

これらは、性格というものを誤って考えてしまったもので、もっと基本的に合ったものでないと、結婚生活は長つづきしないのです。

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